メタ認知の話(平日遊んでいる税理士はレベルが低いという投稿を例にして)

少し前に、Xで平日遊んでいる税理士はレベルが低い。休みは日曜のみ。というポストを見かけました。

(私が言われた訳ではないと思います)

それに対してある方は、

なぜ、意見の違いが起こるのか。

判断に至るまでの思考の過程についての考え方に落とし込まれていました。

私は同じものを見た時に、「メタ認知」(他者視点の不足)について考えました。

同じ一つの内容で、異なる切り口の自己成長に繋げようとしていたのは面白いと感じました。

目次

メタ認知とは

メタ発言というとピンとくるかもしれません。

マンガの中で作者の都合をネタにするようなフィクション作品の中にリアルな世界を取り組んだ発言の事を指します。

マンガ内という世界よりも上の階層である創作者視点の発言からきており、これと同じように、現状を1人のプレイヤー(自分から見える視点)視点ではなく、まるでマンガの世界を作者や読者から見るような「俯瞰して物事を見る」力がメタ認知と私は認識しています。

将棋を例にすると分かりやすいかもしれません。

駒視点なのか、棋士視点なのかで見えるものは全く違うはずです。

さて、平日遊んでいる税理士はレベルが低いのか?

今回はその是非を問う訳ではありません。

冒頭で書いた、ある先生の判断に至るまでの思考の過程についての考え方もとても面白いものですが、私はメタ認知について。

「人から見て自分がどう映るか」という視点は改めて大事だと感じました。

私も平日にゆっくりランチした旨の投稿などをしたことがあるように、平日にプライベートの時間を持ってくる事もあります。

土日は混雑して余分に時間がかかること・自営なので時間の調整ができることが理由として挙げられます。

平日にプライベートな時間を持ってきた週は日曜日に稼働するなどして調整をしています。

(もともと土曜日は稼働している事が多い)

つまり、休む曜日が日曜日なのか、平日なのかの違いはあっても週1休みという事実は変わらないのです。

私の段階ではまだ週1も休めない方が多いですけど笑

ただし、「人から見て自分がどう映るか」が欠けていると、平日遊び歩いているように受け止められかねない表現に近づいてしまうのかなと。

分かる人が分かればそれで良いのか?敗者の言い訳と勝者の言い訳

自分がちゃんとやっていればそれで良い。これが自分。自分がブレていなければそれで良い。

分かる人が分かれば良い。

どちらかというと私はそういう考え方をするタイプでした。

ある意味これは、問題に直視していない後ろ向きな…敗者の言い訳(東大メンタルという本から拝借した言葉)かもしれません。

一方で勝者の言い訳(東大メンタルという本から拝借した言葉)とは、たらればで言い訳のようであっても失敗の原因を分析して次に活かすものだそうです。

今回の件を例にすると、「そう見られないためには○○したら…」など。

例えば、その分日曜日返上した旨をサラッと織り込んでいたら…など。です。

確かに一見、たらればで後悔しているかのような印象もありますが、どうすれば良かったかという視点から振り返っているので次に活かすことができそうです。

前者のように分かってくれる人が分かってくれればそれで良いと考えている場合には無い自己成長だと思います。

こちらの見方も変わる

日頃からこのメタ認知(俯瞰視点)を意識していると、こちらの見方も変わると思います。

例えば、今回の件を例に、発信側ではなく見た側だったとすると…。

平日に遊んでいる投稿というは目の前に見えるだけの一面、一日、一時でしかありません。

一日視点で俯瞰するだけでも昼間は遊んでいるかもですが、朝晩その分働いたかも知れません。

一週間視点で俯瞰すると、その分日曜日返上しているかもしれません。

一月視点で俯瞰すると…というようにそこに見えているものだけで判断するのは早計かな?と思えてきます。

自己成長につながるメタ認知

今回のケースは良い例だと思い紹介させてもらいました。

「人から見て自分がどう映るか」は人間関係の立ち振る舞いや、ビジネスでも大事になってくる部分です。

また自己分析をする上でも俯瞰的に自分にはここが足りていない、これが出来ていないと捉えることができるようになってくるとこれが行動に繋がります。

是非このメタ認知、一歩引いた視点から見るということを意識してみてください。

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