ついつい使っていませんか?「だから言ったのに」

「だから言ったのに」

ビジネスでも、日常生活でもつい言いたくなってしまうシーン。あると思います。

他責思考でマウントをとるだけの言葉

「だから言ったのに」という言葉は、何かを勧めたり、提案したものの自分の意見が受け入れられず、後で自分の意見が採用されていた場合には回避できたかもしれない問題が生じた場合などに、「自分は言った」と主張するだけの言葉で、攻撃的な印象を受けます。

自分の意見を採用してくれていれば起きなかったのに!という悔しさから来る事が多いと思いますが、いざ問題が生じている時にその言葉を使うと、あたかも自分は正しいことを言ったにもかかわらず、相手が聞き入れなかったために問題が発生したかのような印象を与えます。

自分が主張していたことが正しかったという保証はありませんし、相手が自分の意見を聞き入れてくれなかった時に、しっかりと伝えることができなかった自分にも責任があるはずです。

相手を責めるのは簡単ですが、それでは問題は解決しないどころか関係は悪化します。

結局その言葉は相手を非難し、自分が正しいと主張するだけで、解決策を見つけるための対話が進まなくなってしまいます。

起きた問題を解決する事が重要

「だから言ったのに」と言いたくなる場面で大事な事は、「自分は言った」と主張する事ではなく、今起きている問題を解決させる事のはずです。

私は「だから言ったのに」の代わりに「じゃあどうしようか」という言葉を使うようにしています。

起きてしまった問題の事を、ああすれば良かった、こうすれば良かったと話をしていても何の意味もありません。それよりも一刻も早く解決してスッキリさせる事!そうすれば無駄な喧嘩も起きませんよね。

自分の意見では回避できたかもしれない問題が発生した事で、その問題に対しては「自分の方が対処法に長けている」という思いが深層心理としてあるかもしれませんが、あるからこそ「じゃあどうしようか」と共同で問題解決に向けて取り組む姿勢が大切かなと。

起きてしまった問題に対して解決策を共同で探り、協力する事でより最初より良い結果に繋がる事もあるかもしれません。

ピンチチャンスと言いますか。

何よりも一番ショックなのは当人のはずです。

寄り添って一緒に問題解決に取り組む姿勢を示すことで、やってしまった当人の心が少し軽くなるかもしれません。


それでは今週も充実した一週間をお過ごし下さい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!