どんなお客様に商品・サービスを届けるか

商品やサービスを無差別に広範囲に提供するのではなく、特定のターゲット顧客に焦点を絞ることも戦略です。

そのためには、提供したい商品・サービスを受け取る理想的な顧客、すなわち「ターゲット顧客」を明確に特定する必要があります。

その上で、ポジショニング…自社の立ち位置を確定させると、そのターゲットのニーズを満たせるようになります。

目次

ターゲット顧客の特定

ターゲットとする顧客はどんな人なのか?

自分が提供するものをどんな人に届けたいのか。

具体的なイメージが浮かぶまで大胆に狭めて考えても良いと思います。

性別、年齢、家族構成、パートナーの有無、職業、年収、趣味、情報収集のツール、SNSの使用状況、志向…など多岐にわたる項目を限定し、理想的な顧客像を作り上げます。

その顧客像に当てはまる知人が思い浮かぶとより具現化されるのでその後の戦略が浮かびやすくなります。

何も浮かばないという場合は、自身が目指すものから逆算して考えると見えてくるかもしれません。

立ち位置を決めるポジショニング

「他社との違い=その違いがニーズ」になる部分を考える事がそのままポジショニングになります。

私の税理士事務所を例にすると、私は目標達成に向けて共に進んで行きたい、経営の数字をベースにしたCOACH的役割を担えるのは税理士だからこそという想いがあります。

(コーチングという言葉を使わず、COACHと表現しているのは私のこだわりです)

従来の税理士事務所は定期面談の際は試算表の数字を説明して利益予測、納税予測など…がメインとなります。

+α中期的な目標に向けて一緒に進むCOACH的役割も担っている事は従来の事務所(他社)との違いだと思っています。

目標達成に向けて共に進んで行きたい、サポートしたい。という想いから生まれた私なりの方向性・立ち位置です。

飲食店を例にすると「健康志向」↔「味重視」のどちら寄りなのか…のように横軸に縦軸も加えて4つの項目を定めて十字の分布図(ポジショニングマップ)を描くと、自分の立ち位置がより見えてきます。

まとめ

ターゲット層の特定も、自分の立ち位置(ポジショニング)も結局のところ、想いにより決まる部分があります。

前回ご紹介した3C分析でも触れましたが、ポイントは

自社(自分)の経歴や理念、想いに立ち返るところから始める

という点ではないでしょうか。

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