Kindleハイライト通知の仕組みと、運用後の気づき

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2026.05.12
Kindleハイライト通知の仕組みと、運用後の気づき

前回、Kindleで引いたハイライトを見る機会を生み出す仕組みを自分用に作り直すことにした背景を書きました。

実際に動き始めたので、今回は何ができたのか・どう動いているのか・使ってみて何を感じたかを書きます。

何ができたのか

仕組みとしてはシンプルです。

  1. Kindleでハイライトを引く。
  2. それをスプレッドシートに集める。
  3. 集まったハイライトの中から、毎朝ランダムに数件、Googleチャットの専用スペースに届ける。

加えて、気になったハイライトに「ブログネタ」というタグを付けると、別シートに自動で集まる仕組みも仕込んであります。

これは将来の発信ネタを溜める場所として作りました。

ブログネタに限らず、Xネタなどお好みで集約しておくこともできます。

ただ、このタグ付けは手動なのでまずはブログネタだけで進めてみようと思います。

どう動いているのか

全体像はこんな構成です。

  • スプレッドシート(書籍・ハイライト・ブログネタの3シート)
  • ハイライトを取り込むためのブックマークレット
  • 毎朝の通知を送るGAS(Google Apps Script)
  • 通知の届け先となるGoogleチャットの専用スペース

 

なお、私はGoogle Workspaceを使っているのでGoogle Chatを通知先に選びました。

Google Chatに通知するために必要な外部Webhook機能はWorkspaceの有料プランの機能なので、もし使えない環境の方は、Gmailに送る形でも同じことができると思います。

他にはSlackなど、自分が毎日見る場所であれば代替先として考えられそうです。

また、ブックマークレットというのは、ブラウザのブックマークに登録しておいて、クリックするだけでそのページに対して何か処理を実行できる小さなプログラムです。

今回はKindleのハイライト一覧ページの内容を読み取って、スプレッドシートに送るために使っています。

ハイライトの取り込みは、Kindleのハイライト一覧ページをブラウザで開き、ブックマークレットをクリックすることで行います。

手動です。

完全自動化も頑張ればなんとかできるのかもしれませんが、自分の読書頻度やあれば良いなくらいの温度感を考えると、そこまで頑張って開発するコストをかける気にならなかったというのが正直なところです。たまにKindleのハイライト一覧ページを開いてポチっと押す程度ならそれほど苦になりません。

通知の方は、GASのトリガー機能で毎朝自動的に走ります。

スプレッドシートに溜まったハイライトの中からランダムに選ばれて、チャットに届く流れです。

ふいにまた目にする機会が来る、という体験

琴線に触れた言葉や、取り入れたい考え方をふいにまた目にする機会が来る体験は想像以上に良いです。

専用チャットスペースに届くので、メールのように他の通知に埋もれません。

スマホのチャットアプリを開けば、そこだけがハイライトの場所として存在している。なんならそれだけ遡って見返すこともできそうです。

能動的に思い出そうとしなくても、向こうから来てくれる感覚です。

ブログネタタグの方も、運用のイメージはできてきました。

本を読んでいて「これに対する自分の考え方は記事に書いてみたいな」と思ったハイライトにタグを付けておけば、別シートに自動で集まります。

前回書いた「インプットとアウトプットを繋ぐ仕組み」が、形になったと言えると思います。

ただ想定外もありました。

タグ付けの導線としてチャットのリンクからスプレッドシートの該当行にジャンプする機能を付けたのですが、これがスマホではほぼ機能していません。

タグ付けは可能性を感じる手応えはあるのですが、スマホからの導線がうまく機能していない以上、まだ本領発揮には至りません。

PCからは該当行が選択された状態で開くのでしばらくタグ付けはPC限定機能です。

修正できそうですが、ハイライト同期と同様にそこまで時間かけたくないなというのが本音です。

ハイライトの手動同期についても、少し面倒に感じる瞬間はあります。

繰り返しになりますが、自分の読書頻度とあれば良いなくらいの温度感での使用を考えると、許容範囲かなと思っています。

また、今は毎朝3件届くようにしていますが、これを1件にして、その1件をじっくり振り返る運用も面白いかもしれない、と書きながら思いました。

3件あると流し見になりがちですが、1件だとその言葉や考え方と向き合う時間が自然に生まれそうです。

このあたりも、自分の温度感を探りながら調整していくところだと思います。

何なら通知を飛ばす時間帯もある程度自分で自由に設定できます。そこは自作の面白さかもしれませんね。

応用範囲は広そう(資格試験の勉強にも?)

書きながら思ったのですが、この仕組みはKindleハイライト以外にも応用が効きそうです。

スプレッドシートに溜めるものを変えれば、たとえば資格試験の勉強で覚えにくい論点を毎朝ランダムに届ける、といった使い方も考えられそうです。

私自身、税理士試験を受けていた頃に、こういう仕組みが手元にあったら間違いなく活用していましたね。

少し踏み込んで考えてみると、NotebookLMのようなツールと組み合わせて、自分用の勉強アプリのようなものを作る可能性も見えてきます。

ハイライトやテキストをNotebookLMに食わせて問題形式に変換させ、それを毎朝チャットで届ける、というイメージです。

ただ、実際にやろうとするとつまづくポイントは多そうで、どこまで作り込むか、どこで妥協するかが鍵になりそうです。

この例でいくと、NotebookLMの経由が難しそうかな。

何でもかんでも自動化しようとすると無理が生じたり設計が難しかったりしますが、自分の手間と得られるものの折り合いが、たぶん一番大事な設計判断になります。

可能性として、こういう方向もあるなと思って実はiPhoneで記録しているワークアウトを集計して連続記録などを通知として飛ばせないかなと考えましたが難しそうでした。

ワークアウトの記録を外に書き出す方法がなく、そこで躓きました。

少し話が逸れましたが「完全自動化!すごい!」というものだけではなく、日々のちょっとしたことに活用して生活を豊かにする仕組みが作れると良いなと考えています。

もし作ってみたいと思った方は、AIに「Kindleのハイライトをスプレッドシートに送ってGoogleチャットに通知したい」と聞いてみてはいかがでしょうか。

(ご自身の状況に応じて通知先を変えて)

手順をいくつか踏む必要はありますが、自分の使い方に合わせてカスタマイズしながら進められると思います。


プロフィール(東盛 学/税理士)

岐阜市の動物好きな税理士。

法人・個人事業主どちらも対応し、規模にかかわらず一人ひとりと向き合うことを大切にしています。

顧問先のハッピーライフを会計・税務から支えます。

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